注意!!
18歳未満の方(高校生含む)はプラウザバックをお願いします。
本当にグロいです。映像なら間違いなく裏ルート取引です。
切断系が取り扱われています。
男性器の名称がはっきりと(教科書的名称ですが)書かれています。
以上の事柄を受け付けない方は即刻プラウザバックをお願いします。
お互いの平穏ため、そしてウォッチャー様の世界観を壊さないためです、
当方、何の責任も取れませんので、悪しからずご了承ください。
お願いします。






























 地に這いつくばらされて、どれだけの時間が経ったのだろう。
 はらはらと頭上から降り注ぐ桜の小さな、忌まわしいほど可憐なピンク色の花弁と、嫌な笑いを絶やさない男を睨みあげる。
 桜の病。それのせいでふらつき、地に膝をついた瞬間から、いいように甚振られ、嬲られ続けて、身体はあちこちがぎしぎし痛んで、ところどころ血が流れていた。


 「ねぇ、雲雀君、」
 名を呼ばれる。なんでこんな男が僕の名を知っているかなんて、そんなことは疑問でも無い。何故だか僕の名は広く知れ渡っていて、僕が知らない奴等が僕の名を呼ぶなんてよくあることだ。
 「ねぇ、雲雀君。口をきかない、は、まだ実行中なんですか?」
 こんな奴と話す価値なんてない。
 黙ったまま睨み続ける。
 「ぎゃあぎゃあ喚かれるのも耳障りですけど、」
 男は僕の目の前に膝を折ってしゃがみ、
 「こうまで声を殺されると、逆に悲鳴を上げさせたくなるのが人の心ってものですよ、ね」


 そう言って男は立ち上がり、どこかに立ち去るのかと思えば、なにか手に取って戻って来る。

 戻って来た男のその手には、ナイフ、が、
 小さな、けれど鋭く、鈍い光を放つ刃物が握られていて。いつもならそんなものには少しの恐怖なんて感じないのに、今は何故かぞくりと背に悪寒が走った。


 男は再び僕の側へ歩み寄って来て、僕を蹴りつけて仰向けにしたかと思うと、僕の腰の辺りに座り、顔を覗き込んでくる。
 「手、大事ですよね」
 言いながら、僕の手首を撫でる。嫌悪感が走り、跳ね除けようとすると、とたんに男は力を込めて押さえこんできて、動かせなくなる。
 「大事な大事な、トンファーを握る手ですよね」
 すうっと、手首にナイフの刃が這わされる。
 「無くなったら、困りますよねぇ、」
 くっ、とナイフを握る男の手に少し力が込もり、皮が切れる気配がした。

 「――っや、めろ」

 堪らずに声を出すと、男は、くふふ、と特徴的な笑いを零して。更に力が込められる。皮ふが切れて血管が切れて筋が切れてぶつり、筋肉が切り裂かれて。
 「っやめ、やめろ!」
 刃に体重がかけられて、鈍い音をたてて骨が砕けた。骨が砕けて、後は脆い。簡単に手が、僕の手が、千切れた。

 「っあ、あ、」
 どくりどくりと血が流れ出ていく。
 痛いなんて、喪失感を前に感じない。


 「くふ、雲雀君、見えますか?」
 目の前に何か差し出される。
 「君の手ですよ」
 ああ、確かにそれは。骨張っていて、指の付根にタコができていて、ところどころに細かい傷があるそれは。
 毎日毎日見てきた、見慣れた僕の手、だった。ただ、手首でぶち切れていて、腕と繋がっていないこと以外は。
 中指を摘んでもっていたそれを男はべしゃりとそこらへ放る。

 「っぐ、あぁぁ、」
 残された手で、切り落とされた手首を握り締める。痛いのかもしれない分からない。
 その、残った手も男に掴まれて、顔の横に押し付けられて。ナイフが食い込んでゆく。
 目を見開いたまま、僕はそれを見ていた。目を逸らすことが出来ない。ぶつりと音がして、ごき、と音がして、血が、噴出し、て。
 身体が跳ねる。けれど、腰に座った男のせいでわずかに背が反っただけで。
 「あっ、うあぁぁ」
 ぽろぽろと、涙が零れた。こんな男の前で泣くなんて。ああ、でも涙が止まらない。ぽろぽろ、零れ続けている。
 「おや、泣いたり出来たんですねぇ」
 その嘲笑は聞こえてはいたけれど、言い返すことも、睨み返すことさえ出来ない。
 「ああ、ひょっとして死にそうですか?」
 男は、少し考えるような顔をして、それから僕の首に巻きついているネクタイをするりと抜き取った。
 「死なれては、楽しくないですからね」
 2つに切り裂いたネクタイを僕の腕にきつく巻く。流れる血が少し収まる。
 「・・・っく、ぅあぁ」
 嗚咽が漏れる。男が、ナイフを握りなおした。

 「さあ、続けましょうか、」

 男が立ち上がり、移動したらしいのを、身体にかかっていた体重が無くなったことで知る。次は何をされる?怖い。恐怖なんて感じたこと無かったのに。
 すうっと、足首に男の手が這う。次は足?いやだ、いやだ、いや、
 「・・・っめて、やめ、て」
 弱々しくしか言うことが出来ないことがもどかしいけれど、どうにも出来ない。
 くふふ、笑い声とともに足首からまた、あの、いやな音が響く。手のときよりもわずかに抵抗を見せたようだけれど、そんなことはものともせずにあっけなく足が切れて。
 「痛い、よ・・・、やめて、お願いやめて、」
 反対の足も同じようにぶつりと切り落とされて。

 「ねぇ、雲雀君?どうですか、どんな気持ちです?」
 どんな気持ちかなんて聞かなくても分かるだろうに。手が無くてはトンファーが持てない、戦えない。それどころか足も無いのだ。歩くことすら出来ない。

 「さて、次はどうしましょうか」
 「もっと、面白いことがしたいですよね」
 これ以上、この男は僕に何をしようと言うのだろう。
 「もうやめて、ねえ、おねがい、やめてよ」
 懇願の声を嘲笑で一蹴して、男は、ああ、と何か思いついたように声を上げた。
 「いいことを思いつきましたよ、雲雀君」
 そういって男は僕のズボンのベルトを抜き取った。
 「なに、を、するの・・・?」
 男の行動の真意を問う。
 「ああ、大丈夫ですよ、僕は君には欲情したりなんかしてませんから」
 何のことだ。欲情?されていても困る。僕が聞きたいのは男が何をしようとしているのかという直接的な答えだというのに。
 男は僕のスラックスと下着を少し下げて、
 「や、ほんとうに、なにするの・・・」

 「ね、雲雀君、」
 男は僕の性器にナイフを這わせた。背に衝撃が走る。
 「まさ、か、」
 「これ、切り落としたら最高に面白いと思いませんか?」

 本気で切ろうって言うんだろうか。この男に限って冗談を言うなんて考えられない、男は本気でやろうとしている。
 「いやっ、やだ、やめて、いやだっ」
 抵抗して、男の手を止めようと腕を伸ばすけれど、手が無いのに止められるわけが無い。
 「選ばせてあげますよ。どっちからがいいですか、陰茎からと、陰嚢からと」
 「やだ、いやだ、」
 言う、僕に男は嘆息を返して、
 「じゃあ、こっちからにしましょう」
 男は僕の陰嚢を併せて掴み、ナイフの刃を根元に当てた。
 「僕、一番楽しいことは最後に取っておくタイプなんですよねぇ」
 ぷつり、と何の抵抗もなく陰嚢が切り落とされて、
 「やっ、やだあぁっ!」
 泣いて、叫んで、もがいて、暴れて。でも全て男の笑い声に流されていく。
 「くふ、くふふ、っはは、くっははは!楽しいですねぇ、雲雀君、」
 僕の陰茎に刃があてがわれる。
 「やぁ、あっ、あぁぁっ、」
 いっそ一思いに殺してくれたほうが良かったのに。
 意識が遠ざかる。


 ぶつり、とナイフの刃が食い込む音が聞こえた。

 二度と目が覚めなければいいと、最後に思った。




 、暗転