「六道骸」

　「おや、お久しぶりですね、雲雀恭弥」

　「六道骸、用がある」

　「僕に用事ですか？」

　「そうだよ。でなければ、僕がお前に話しかけるなんて、あり得ない」

　「酷い言い草ですね」

　「自業自得だろ。六道骸、沢田綱吉からの伝言だ」

　「沢田綱吉から？」

　「君向きの仕事があるそうだ。山本武と僕と六道骸、君が指名されてる」

　「沢田綱吉にしては珍しい、随分と好戦的な人選ですね」

　「赤ん坊の助言もあったらしいけどね」

　「それで、内容は？」

　「知らない。自分で沢田綱吉に聞きに行きなよ」

　「君は聞いてないんですか？」

　「そうだよ。仕事を請ける気はないからね」

　「おや。どうしてです、雲雀恭弥」

　「僕はね、六道骸。君と組んで狩りに行くなんて御免だよ！」

　「なるほど、それもそうですね！」